黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

 やっぱりベリルは、カレンを殺した奴じゃない──そう思ってはいても、どこかでベリルを疑っていた。

 今それが、確信へと変わる。

 それと同時に、自分を陥れた相手への憎しみも脹らんで行く。

「!」

 ベリルの腕に力がこもり、彼の顔を見上げた。彼はゆっくりと首を横に振る。

「──っ」

 何かを言いかけたノインの額に、小さなキスを降ろす。

「もう寝なさい」

 ベリルの腕の中で、深い眠りについた──