黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「あの組織には、本格的な兵士を育てる施設はなかった。素質のある子供は、そういう専門の組織に送られて育てられる」

 ノインのグラスにコーラを注ぐ。

「その組織から潰していきたいのだが、ヒュドラよりも巧妙に隠れている」

 小さく溜息を吐きつつ、ソファに腰を落とす。

「だったら、こんなトコでお菓子食べてていいの?」

 食べているのはお前だけなのだが……という言葉を飲み込む。

「私は戦闘専門だ、捜し物は探し屋に任せる」

 肩をすくめてコーラの入ったグラスを傾けた。

 ちゃんと聞いているのか、いないのか……食べ続けるノインに眉をひそめる。

「太るぞ」

「ほっとけ!」