黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「何か問題でもあったの?」

「“ヒュドラ”は以前から調べていた組織なのだが、上手く隠れているらしくてね。なかなか情報が掴めん」

「そうなんだ」

「お前のいた組織が壊滅し“ヒュドラ”に変わった事は解ったのだが」

 ノインは、ベリルが持ってきたお菓子に手を伸ばす。

 ポテトチップスをガブリと頬ばる彼女を見ながら続ける。

「お前を育てたのは、育成を専門にする組織だ」

「! そうなの?」

「うむ」

 ベリルは立ち上がって冷蔵庫に向かい、中から2リットルのペットボトルを取りだした。