『『おかえりー』』



「ちょっと聞いてよ~!パパったら、途中で迷子になっちゃってね、ママおかしくて仕方なかったわ♪」


『『へ…へぇー………』』



「あら、2人共元気ないわね?ケンカした?…でもケンカしたようには見えないし…」

マ…ママ鋭い!


『こここ、光汰!わたしの部屋に行こう!!』

光汰はあたしの腕を掴むと、私の部屋に向かった。






―――「無駄に疲れたな…」
光汰はそう言って、
扇風機を付け出した。



『本当だよ。でも光汰のおかげで助かったぁ…』


「咲希のママさん帰って来ちまって、これからは 絶対バレないようにしなくちゃな…」


『…うん。あたし、ママに普通に話しかけそうになったし…』


「やべーよな、さすがに…」






さてさてこれから
どうなることやら……