俺が 荷物を置きに自分の部屋に入ると、咲希が寝ていた。


スー…


俺って、寝てる時
こんな顔してるんだな…

ぼーっと 自分の顔を
観察してみた。


昔は 咲希の寝顔を見るのが
日課になっていた。

今は強がってるけど、
昔は 180度性格が違うかった。

本当にふんわりとした、
可愛いくて 女の子らしくて
俺の初恋だった。


それが今じゃ…


あのまま育っていれば、
咲希はもう少しモテていただろう。


俺は咲希の頭を撫でると、
自分の部屋を出た。