-光汰サイド-



「早く別れなさいよ!」

「そうよ!ブース!!」

「ただの幼馴染みだと思って甘く見てたわ。」


…只今 俺ファンに呼び出され中。


この女達も まさか、
咲希の中身が 松本光汰だとは
思わないだろう。


「何とか言いなさいよ!」

『僻みばっか言ってる奴等を、好きになると思うか?』

「…何ですって?」


『ウザすぎ…』


俺は 呆れて荷物を持って
歩き出した。