あの後、食べた食器を 返しに行く時パパに出くわした。 「咲希、デカいな~」 『光汰の身体だからね』 「パパは息子を持った気分だよ」 パパは嬉しそう笑って、 あたしの頭を撫でた。 「光汰君は小さい時から咲希といたから息子同然だけどな♪」 パパ…そんな風に思ってたんだ。 『うん。良い幼馴染みだよ』 こんな話をしたのは 初めてだった。