それに夏休みだから当たり前だけど今日の千秋は制服じゃなくて私服だ。
身体のラインがはっきりとわかる白いインナーにジーンズ。
私服が新鮮だからか着飾っているわけでもないそれだけの格好なのに、長い手足がスラッとしていてラインが綺麗で目を奪われる。
「緊張してんの?」
「そんなんじゃ……」
「それとも、意識してんの?」
「なっ! なに言ってんの……」
目を泳がせるあたしを見て挑戦的に笑みを溢す。
ムカつくムカつく!
昨日のことがあるんだから緊張するに決まってる。
「なに見てんの?」
「べ、別に見てないよ……」
「ふーん」
目を細めてちょっと顎を上げてあたしを見てくる。
なによその目は……!
いつもあたしは必ずと言っていい程、千秋に主導権を握られる。
今日は、今日こそは絶対そうはならないんだからぁあああああ!
そう決めたハズなのに……。



