【番外編】苺みるくの秘密



座ったまま身体を倒してシイとの距離を詰めると、クーラーで超冷えきった部屋に居んのにオレの熱が上がった。



「ぷっ……」


頬を軽く摘まんでやるとシイは眉を寄せる。



「いつまで寝てんの?」


今度はシイの前髪に触りながら言うと、シイはまた体勢を変えた。


オレ、ちょっとヤバくね?



「オレのベッド占領すんなよ」


よせばいいものの寝てるシイの反応がおかしいからやっちまう。

シイのことなんか学校で見慣れてるっつぅのに、今は寝てるシイがやべぇ可愛い。


シイが再び寝返りをうった時に、オレの視界に見たくねぇもんが映った。

鎖骨の少し下に、赤い跡がある。

シイにソレを刻んだのがアイツだってすぐわかった。


あのバカ王子が……。

シイにこんなもんつけんなよ。

いつつけたんだよクソ野郎。

いっぺん死ね!

つーか今すぐ逝け。