「あそ。じゃあ、お手並み拝見だね。明日シイに電話して聞いてやるんだからな!」
「おい、コウ!」
――バタンッ!
勢いよく部屋を出ていった。
「コウ、帰るんならAV持って帰ってほしいんだけど……」
なんて言っても時既に遅し。
つーかなんでシイに電話して聞くんだよ。
マジ意味わかんねぇ……って。
なんか忘れてる気がしたオレは、後ろにあるベッドを見る。
忘れてたのはシイの存在だ。
やべぇ。
コウの言ってた“お手並み拝見”って意味がやっとわかった。
……のんきに寝てやがる。
つーか無防備すぎんだろ。
男の部屋で男のベッドで寝てるとか、ちょっとは警戒心っつぅもんはねぇの?
シイは横向きになって寝てる。
キャミソールの紐がスルリとずり落ちて、ミニスカから惜し気もなく見える太ももに理性が歪む。
オレはシイの隣に座った。
ギシッとベッドが軋む……。



