想像したこともない。
あたしみたいに頑固で意地っ張りな女が誰かと結ばれる日が来るということを。
「葉月、恥ずかしがらないで?」
そんなの無理に決まってるでしょうが……。
慎は平気なの?
あたしみたいにドキドキしたりしてないの?
布擦れの音が聞こえて暗闇に手を伸ばしたら慎の肌をダイレクトに感じた。
「葉月、オレに触れて? もっと葉月と近づきたい」
あたしの手をとって自分の胸元へ運んでいく。
ドクドク……って慎の鼓動が伝わってきた。
近づきたいの言葉にはどんな意味が込められているの……?
初めてはわからないことだらけ。
だからこそ恥ずかしくてドキドキするんだよね。



