「オレが知らない女の人だったよ? それに年上っぽいかんじだったんだよなぁ」
と……年上の女の人……。
うわーん、もう嫌!
あたしはガバッとテーブルに突っ伏した。
「それで、王子はその女とどんな様子だったのよ?」
あたしの頭をポンポンと撫でながら、はーちゃんは聞いていた。
「どんなって聞かれてもいたって普通? てゆーか、王子は学校に居る時みたいに冷めた顔してた」
ということは一緒に居た女の人は浮気相手じゃないってことかな?
「でも女の方はすごいニコニコしてたなー」
……ドーンと、隕石に潰されたような錯覚がした。
ミルクティを飲み干したはーちゃんが口を開く。
「んーーっ。疑いたくはないし、王子が浮気なんて信じられないけどさ、何かありそうよね?」
はーちゃんまでそんな……。
ううっ、もうわかんないよ!



