「……ほんとはね、桜井だけは僕にとって特別だから撮ったんだ。君は誰より綺麗だからね……」 長い睫毛を伏せて眠る桜井の髪を撫でながら、僕は独り言を言う。 はあ、僕にこんな台詞言わせないでくれるかな。 ああやだやだ、この上なく恥ずかしいんだけど。 桜井が寝ていてよかった。 聞かれたらなにを言われるかわからないしね。 なんて思いながらもう一度呟く。 「そろそろ、“アナタ”じゃなくて名前で僕を呼んでよね……」 こんな独り言、桜井には絶対に絶対内緒だよ……?