駄菓子屋松金 ─マツガネ─




てきぱき作業を進める中、一つ問題が浮上した。


「あっ、とっつぁん。プリンを冷やすのって時間掛かりますよね。その間はどうやって彼らを食い止めるというか…被害を最小限に抑える事が出来ますかね?」

「重要な問題点出た───!! ふざけんなよ、あんな化けモンみてェな奴ら俺等でどうこう出来るわきゃねーだろ」

「俺嫌ッスからね! 気が付いたら神の許に召されてるなんて嫌ッスよ!」

「当たり前だろうが! つーか上司どこ行ったんだ!!」


三人は悶え始めた。

しかし、こうしてクッキングしている間も、尚輝と麗雨は喧嘩をしている訳で、今更どうこう出来る問題ではないのだが。


「いやだァァァ!!! 死にたくない──!!!」


……パニック状態の彼らは全くそれに気付かないのである。


そんなとき、会議室のドアが乱暴に開かれた。


「喧しいぞ貴様等!! そこで何をしている!!?」


怒鳴り込んできたのは、ある意味待ち望んでいた上司・神野紫呉だった。


「来たァァァァ!! 救世主(メシア)ァァァ!!」


三人は目から滝のように涙を流すと、状況を飲み込めない紫呉に飛び付いた。