駄菓子屋松金 ─マツガネ─



独特の喋り方の為、内容を理解するのに少しだけ時間が掛かったが、どうやら彼女自身、犯人逮捕が面倒なわけではなく、愛護が援護の隊を寄越した所為で、犯人の様子を伺わなくてはいけない事が面倒らしい。

その証拠に、瞳の奧はその眠そうな、間の抜けた何を考えているかわからない表情に似合わず、ギラギラと異様な輝きを放っている。


──間違いない……


この姿に、カノヤは確信した。

彼女こそが、愛国護民特別刑務部隊の隊長であることを。

腰に下がっている鉄パイプが気になるが、まさかこれで今まで犯罪者やテロリスト達を捕まえていたのだろうか。

だとしたら、警察官というよりは、単なるヤンキーのように見える。


「動くんじゃねェぞ!」


男は大声で怒鳴った。