その頃、駄菓子屋二人組も酷い爆発を見て、目を点にしていた。
テロの映像をテレビで見たことがあるとはいえ、こうして生々しく人種の衝突が起こっているのを見るのは、カノヤにとって心が痛かった。
「とっつぁん…これ…って………」
「麗雨ちゃんが潜入してた学校ってここだろ。麻薬が蔓延して、大変だったっていう。誰かが意図的に、国を内側からジワジワ壊そうとしたんだ」
野次馬や救急隊員に混ざって二人は現場に向かう。
「麗雨ちゃん…」
常磐の呟きは虚しく爆発に飲み込まれる。
「まさか、行くんですか!?僕らに何が出来るっていうんですかっ!!」
「出来る出来ないじゃねーよ。何か……嫌な予感がすんだ」
カノヤの心配そうな叫びをよそに、常磐は愛護が止めようとするのも聞かず、戦いの中心に飛び込んだ。


