そしてついにパーティーの日を迎えた。 



今日のドレスは水色のマーメイドドレス。 



中原が開けてくれたドアから乗り込む。 



「あまり楽しみではないようですね?」



背もたれに頭をうめて目を閉じていた私に中原は聞いてきた。 



「よく分かったわね。」



苦笑いを浮かべる私に中原は爽やかな笑顔をむけてきた。 



「百合亜様についてだいぶ経ちますからね。」



そしてニコッと笑った。