「きゃーっ!!なんて可愛いの!!」 「へっ…?」 「あちゃあ…。」 いきなり抱き締められたからか美吏那ちゃんは軽く放心状態。 僕はというと呆れて声も出ない。 「…母さん、離してあげなよ。美吏那ちゃんが驚いてる…。」 「あら、ごめんなさいね?」 まったく…。 「あ、あの…桜羽美吏那と申します。琢磨さんとは高等部から親しくさせていただいています。」 「まあ、わざわざありがとう。琢磨の母です。」 僕を差し置いて自己紹介を始めた。