「じゃあ待ってろ、車回すから。」 「うん。」 優斗は高校を卒業してすぐ車の免許をとった。 私も取ろうとしたんだけど必要ないだろって優斗に言われちゃって。 優斗を待ってるとどこからか声が聞こえた。 「百合亜!!」 まただ。 周りをキョロキョロ見渡す。でも、誰が呼んでいるのか分からない。 聞き間違い? そんなことを思っていたら優斗が車を回して来た。