俺が車に乗るとすぐに車が動きだした。 幼い時の記憶とはずいぶんと変わっていて窓越しの景色は興味を引くものばかり。 「懐かしいですか?」 ずっと外を見ていた俺に中原さんが声をかけてきた。 「そうですね…、懐かしいというか。新鮮ですよ。」 「そうですね…潤様がいられた時よりもずいぶんと変わってしまいましたね…。」 「百合亜は今は家に?」 「いえ…。大学に行かれています。」 大学…。 百合亜がずっと通っていた場所かぁ。