それだけ言うと父はリビングを出ていった。それに続いて母も出ていった。 2人だけになったリビングはなんの音もしない。 「百合亜。」 潤くんが顔を上げた。 その表情はなんとも悲しそう。 「覚えてる?」 「何を?」 「俺がアメリカに行く時百合亜と約束したんだ。大きくなったら結婚しようって。」 あっ……。 そういえば、そんな約束したような気がする。