「愛香ちゃんの会社は貿易に関して世界中に有名なの。その中に城東さんの会社も愛香ちゃんの会社からいろいろ買っていたみたいなの。…ここまで大丈夫かしら?」 私は何も言わず頷いた。 それを確認するとまた話し始めた。 「そこで、融資をしてくれないと金輪際城東さんの会社には何も売らないと言われたそうよ。」 「そ、そんな…。」 そんなことを言ったら優斗の会社が困るのを分かってて…。