車がドアの前に着くなり自分でドアを開けた。 玄関のドアを開けて待っていたメイドの人が少し驚いていた。 「百合亜様、とりあえず落ち着いてください。」 私の急ぎすぎに中原が後ろから付いてくる。 「だって凄く気になるのよ。」 「まずは、コートをお脱ぎください。そのような格好では、先方に失礼です。」 中原の言葉に足を止める。 自分の姿を見ると外から帰ってきたまま。 確かに失礼かもしれない。