「百合亜様、今どちらに…?」 「まだ大学よ?今から電話をしようかと思っていたの。」 そう言うとさっきよりトーンの落ちた声が聞こえてきた。 心配させたかな? 授業終わって2時間経つし。 「そうでしたか。今門の前に車を止めているのですが…。」 中原の言葉で門に視線を向ける。 そうすると携帯片手に持った中原が見えた。 「ああ、見えたわ。」 私の言葉にこっちに身体を向けて頭を下げてきた。