そのハンカチをぎゅっと握る。 ほんのりと中原の匂いがする。 ああ、中原はちゃんといるんだなぁー 「百合亜様、急がれないと授業に間に合いませんよ。」 時計を見ると家から大学までギリギリの時間になっていた。 行かなきゃいけないのは分かってるけど… もし中原がまた居なくなっていたら。 無意識にハンカチを握りしめていた。