中原SIDE 車が出るのを聞いて私は動き出した。 ご主人様に言われた百合亜様の監視。 私としてはかなりきつい命令。 そしてもうひとつ言われたことが百合亜様にしばらく会わないこと。 きっと百合亜様は私が居なくなったことを不思議に思ってるだろう。 なにより1人にしてしまうことが私としては心に引っ掛かる。 本当は関わりをもってはいけないけど、こっそり百合亜様の部屋に入り紅茶を用意してしまった。