それから、式で着るドレス全てを着た。 



ところどころ手直しをするみたいだけど、全体的には完成といえる。 



「じゃあ美吏那、また学校で。おば様また次回。」



「次の時はドレスは完璧になっているわよ。」



美吏那とおば様に挨拶をして車に乗り込んだ。 



車に乗ってすぐ、お母様が私の腕を引っ張った。 



「どうかしたの?お母様。」



急にに引っ張られて母の方に顔を向ける。 



「ごめんなさい。優斗さんの車に似ていたからもしかして…と思ったのだけど違ったわ。」



母は苦笑いを浮かべた。



また…。 



お母様といい、美吏那といい、なんか気になる。 



もしかして…バレちゃったとかないよね? 



私と優斗が別れたなんてしれたらとんでもないことが起きちゃう。