「さあ、こっちに着替えてね?これは私がデザインしたのよ。」



そう言って美吏那が出したのはクリーム色のドレス。 



全体的にフワッとした感じで美吏那らしいデザインだ。 



「わざわざ私のために?ありがとう。」



「いいの。私のデザインが初めて形になったのが百合亜に着てもらえるなんて私は嬉しいわ。」



美吏那の言葉で心が温かくなる。 



ごめんね? 



美吏那。優斗とのこと本当は聞きたいけど、私から言うのを待ってくれてるんだよね? 



もう少しだけ心の整理させてね。ちゃんと話すから。