次の日、優斗の車で大学に行くと門のあたりが騒がしかった。 



「なんかあったのかな?」



「さぁ?」



優斗の車から降りて一緒に門まで歩く。 



そうすると私達に気付いた人々が私達に挨拶をする。 



「おはようございます。優斗様、百合亜様。」



「おはよう。ねぇ、何かあったの?」



挨拶を返した近くの人に尋ねた。そうすると満面の笑顔で答えてくるた。 



「実は、帰国子女の方が大学に入ったとかで、それがまた優斗様と変わらないぐらい素敵な方なんです。」



帰国子女……。 



しかも急ね、4月に入ったばっかりに編入生なんて。