「アハハハハハハハハッ!
 なにやってんだよお前っ!
 ブッ・・アハハッ!
 馬鹿じゃねえの!!
 俺を笑い殺すきか!」




弥彦がお腹を押さえて涙目であたしを見て笑っている。その姿が無性に腹が立った。
あたしは机を叩いた。



「笑うなよ!
 あたしだってふつうはあんな何もなところでなんてこけないよ!あの時は変なおっさんが押してきたんだよ!だからあたしは何も悪くないんだよ。」


「そうはいってもよぉ、やっと静かになったあの空間に音がしたと思ったらおまえが全身床につけて倒れてんだもん!あん時は笑いを我慢すんの大変だったんだぞ!」


「しらないよそんなの!
 助けてくれてもよかったじゃん!
 あたし一人で惨めだったんだからぁ!」














・・・・-そう、あの事件の後は大変だった。



起き上がったあとだれにも何も言われずただじっと見られて、一人3組の席へと歩いていき椅子に静かに座った。




やっと落ち着いたと思ったらいろんなところからひそひそと声が聞こえてきて、入学式の間は本当に地獄だった。




後で先生に呼び出しをされ入学式をサボったことを散々しかられた。

今は教室で先生を待ってみんなの自由行動をしているところだ。