「友夜はめったに男をみとめねぇ。
ましてやお前のようなガキはありえない
・・・はずだった。」
透の声がどんどんゆっくりとした口調になっていく。
「でも・・・お前だけは認めた。見ただけでな。
何度も説得したが友夜はお前を入れる考えを直すことはなかった。
だから俺らはお前を入れた。海神に。
でも・・・今は何で友夜がお前を入れたかがわかるよ」
そう透が言うとコウは照れて自分の頭をぽりぽりとかいた。
「・・・だから俺らにはお前を入れることはできねぇ。
全て友夜次第だ」
透がドアの前にいる黒髪に言った。
「ってことは入れる可能性はあるってことだよな!!」
「あぁ」
それを聞いたからかコウは興奮していた。
でも本人はこわばった顔をしていた。
それに気づいたからかコウが「大丈夫か?」と黒髪に向かって心配そうな顔をしていた。
「あの・・・国生さんはどこに?」
近くにいた俺に向かって少し戸惑いながらも聞いてきた。
