「俺たちがお前を初めて見たときは、《KAI》が《RYU》と戦っているときだった。」
《RYU》とは俺たち《KAI》がいつも敵対しているチームだ。
《RYU》はかなり強いチームで、いつも戦うときにはチーム全体で戦っていた。
「お前はあん時仲間を気遣いながらも最後まで戦い、最後には《KAI》のなかで立っていたのは少数しかいなかったのに、おまえはそんな中で一人仲間を背負って俺たちのとこに来て、『こいつらを助けてくれ!』って叫んでたよ。お前のが重症だったのにな・・・。
覚えてないだろ?」
「・・・・。」
コウは黙ったままだ。
あん時俺らは結構戦っていたがほとんど軽症で友夜なんかほとんど無傷だった。
たぶんコウの周りで助けを求められそうなやつが俺らだけだったからコウは俺らのところにきたんだと思う。
しかもあとコウは俺らにそれを言ってすぐに倒れたから、そん時コウは意識がなかったんだと思う。
覚えてないのも無理ないな・・・。
「そん時だ。友夜が俺らに言ったのは」
「・・・。
で、でもそれだけじゃ「それだけじゃねぇ」
透がコウがいおうとした言葉を遮り、静かに言った。
でもその言葉があまりにも低くて、驚いた。
透はよっぽどのことが無いと怒らないからだ。
きっとコウの言葉がきにくわなかったのだろう・・
