・・・・なんなの!?
あいつら。



こんなことになるんだったら裏なんか行かなければよかった。
今日は最悪だらけだよぉ。



しかもあたしったらあいつらなんかに愛想笑いして!・・・・・想像したら気持ち悪くなってきた





「友夜!おいっ!
 

 こっちだ、ばか!」


弥彦がこっちに向かって走ってきた。


弥彦は制服でなんだかかっこよかった。




「馬鹿とはなんだ馬鹿!」


「体育館でこけているようなやつに言われたくねぇよ」


「なんだとっ!
 そうやって人の弱みにつけ込んでカッコ悪!泉弥彦カッコ悪!」



「あ~はいはい。
 もういくぞ!」



「ちょっ!
 まだ全部いいたいこといってないのに~」



弥彦が先に行ってしまったのでしぶしぶついていった。





ちくしょー
弥彦め!

あとでみんなでしめてやる!



あたしは怒りに耐えながらもいつもの迎えの黒いセダンにのってあたしたちは目的地へと向かった。