「あたしと付き合ってくれるならいいよ☆♪」



…さすがにこれはダメか??





「オレでいいならいーよ!」





「えっっっ!?マ、マヂで!?」

ビックリした。



だって、あたしの一目惚れだったんだもん。



「んじゃあ、お…お付き合いさせて下さい!!!!!」




あたしは誰もいない廊下で叫んだ。



「んじゃあ、よろしくね!楓♪」



早速あたしの名前を呼び捨てにする美形君。




チュッ




ほぇ!!!?




いっ今、チューされた??



「んで、名前はー…って聞いてる!?」




「あっ!あぁ聞いてるよ!!」


「オレの名前は…颯人!あらためてよろしく」


颯人は、手を顔の横において微笑んでいた。



ん???

はや…と???

もっもしかして!!!!




「あのさ!」


ン?と顔をこっちに向けてくれる颯人。


「名字って、五島??」



「おぉ!なんで知ってんの〜???」


しっ!知ってるも何も!!


幼稚園の時に結婚を約束をしたじゃん!!!!!



「幼稚園の時に、けっ結婚約束した…よね??」