しばらくの沈黙に包まれた俺たち。



「パパ〜」

その沈黙を破ったのは、ママさんだった。


「なんだ?葉月。」


あっ。ママさんの名前葉月さんって言うんだ。


「楓と桜の初めての彼氏なのよ♪この男の子たち」


俺たち、双子の初めての彼氏なんだ―…



って!!!
初めて!?


中学の時にモテてなかったのか!?
ありえねーよな…

コクられてたけど、ずっと振ってたとか???


「あたしたちの初の彼氏なんだよパパ!もうラブラブなんだからあ!!!」


楓。
俺、今すんごい嬉しいよ…でも、ハラハラしてるのもある。


「俺は、別に付き合うのは楓と桜の好きにすればいいと思うが…」



???
思うが…なんだ??


「キス以上のことは婚約してからにしろ。」


キス以上のこと!?


「やだあ!パパったらあ!」

葉月さんはお父さんの肩をバシッと叩いた。


それを聞いていた、俺たち4人はみんな固まっていた。


「あのさ、パパ??婚約してからってことは隼人と結婚していいの??」


婚約!!?
もう許しちゃっていいのか!?


「いいよな??葉月??」


「えぇもちろん☆この子たちを幸せにしてくれるならいいわあ♪」


んじゃあ俺たちの付き合いは結婚前提!?