現代戦国時代2

俺は一人、家路につく。
 
頭に思い浮かぶのは、嫌な奴らの顔ばかりだ。
 
ふと、服屋のショーウインドウに映る自分の姿を見てみると、そこには色白の眼鏡の男。
 
貧弱でいじめがいのありそうな奴がそこにはいた。
 
入学した当初から、俺の靴は便所のスリッパ。
 
上靴なんて買っていたら、何足買えばいいかしれたものではない。