現代戦国時代2

海野は、中学からの付き合いながら、いつも俺の話を聞いてくれるダチ。
 
ふらふらしたような感じでつかめない男だが、何も言わず俺のことを理解してくれる。
 
「なぁ、佐助。知ってるか?俺らの名前の共通点」
 
「名前の共通点?歴史くさいところとか?」
 
信号待ちで繰り出された海野の質問に、俺は適当に答えた。
 
海野はニヤニヤしながら、こう答える。
 
「知ってるか?俺らは同士なんだぜ?真田十勇士さ」