現代戦国時代2

槍を構え、俺は辺りを見回す。
 
幸いにも、五人以外は俺には気が付いていない。
 
一瞬で勝負をつければ、なんとかなるはずだ。
 
「貴様、どこのものだ!?」
 
「俺かい……俺は……」
 
ヒュン!!
 
体を一回転させ、凪ぎ払うように二人の兵士の首を切り裂く。
 
鮮血を浴びながら、俺は槍を回転させ、血を払う。
 
「俺は亡霊だよ…」