現代戦国時代2

ヒュンッ!!
 
俺の耳元を風が切り裂いた。
 
正しくは、刀の振り切られる音が耳に届いていた。
 
なんとか気配を察して、かわしたものの、胸のドキドキは最高潮だ。
 
完全にやられるところだった。
 
「くっ……見つかったか…」
 
周りにはすでに五人の兵士達。
 
闇雲とは違い、ちゃんとした人間の兵士だ。