現代戦国時代2

源内の家には、自転車で向かっていた。
 
途中で踏み切りに捕まり、俺は時計を気にしながら、立ち尽くす。
 
「ここの踏み切り長いんだよな……源内に連絡しとくか?」
 
携帯をポケットから取り出した時だった。
 
目の前に奇妙な男がいるのに気が付いたのは――