現代戦国時代2

「よっ、お二人さん。最悪なゲームがまた始まったみたいだな?」
 
源内が背後から、首に抱きついてきた。
 
「他のクラスも似たような状況だったぜ」
 
隆盛は、教室の外からちょうど戻ってきたようだ。
 
「まぁ……僕もまだ戦いが終わったとは思ってないから」
 
成宮は背を向け、自分の席に戻っていく。
 
「成宮……お前も味方になってくれないのか?」
 
「……大丈夫。集団は苦手なだけだからさ」