現代戦国時代2

「何落ち込んでやがる。お前にはまだ救うことができるんだ。悔しかったら、また強くなってきな」
 
望月はそう言って、俺の胸を突き飛ばした。
 
「行け。こういう役目も悪くないさ」
 
「……っ!!」
 
俺は下をうつむきながら、走りだした。
 
何も考えずに、無心で走りだした。
 
「やれやれ……かっこつけちまったな」
 
「別れのあいさつは済んだみたいだな?」
 
「……ああ。再会のあいさつまでは考え切れなかったみたいだ」
 
そして、俺は背中に熱を感じながら、逃げ切ることに成功した。