俺は、槍を慶次の顔面に突き付けた。
 
「どういうつもりだ!!慶次!」
 
「さあな。俺も変わっちまったってだけだろうよ」
 
慶次は皮肉な笑いを浮かべたまま、武器を手に取る。 

「お前……慶次じゃないな?」
 
「何言ってる。一緒に闇雲と戦い、命をなげうってまで、お前を助けた俺を忘れたのか?」
 
嫌だ。
 
こんな奴を慶次と認めるわけには行かない。
 
「黙れ!!お前が慶次を名乗るな!」
 
「ふん。だったら、確かめるか?その体で」