現代戦国時代2

「逃がすか!!」
 
風の刄で背後から、忍びが狙ってきた。
 
「まずい!!」
 
「大丈夫です」
 
光秀は背負っていた長い刀を地面にすり付けた。
 
すると、真っ黒な人型の影が伸び上がり、風の刄をその体で受け止めている。
 
「あれが、光秀の宝玉の力か?」
 
「ええ。影の宝玉です」
 
風の宝玉に影の宝玉。
 
やはり、宝玉の力を持つものには宝玉を持つものしか対抗できないようだ。
 
「城の中まで逃げます!!幸村殿は信長様と逃げてください!」
 
「ダメだ!!俺はここで戦う!」