現代戦国時代2

「残念ながら二度目は無いぜ!!」
 
先ほどよりも凄まじい風がクナイを取り巻いている。 

「マジか?」
 
次の一撃はとてもじゃないが、石なんかで分散できるわけがない。
 
俺は必死に生き残る術を求めたが、周りには身を守れそうなものは何も無い。
 
「幸村殿!!つかまってください!!」
 
「光秀!?」
 
光秀が馬にまたがり、手を差し伸べながら、こちらに向かっている。
 
馬で突進され、忍びは構えをといた。
 
「ありがとよ!!」
 
光秀の手を取り、俺は光秀の後ろに飛び乗る。