現代戦国時代2

俺は急いで馬に戻り、風のように来た道を駆け抜けていった。
 
信長に光秀の安否も気になる。
 
しかし、一番気になるのは……
 
『兄ちゃん』
 
小太郎のことだ。
 
「待ってろよ、小太郎!」 

馬を走らせ、たどり着いた信長の城は戦いの怒号に満ちていた。
 
倒れ伏しているのは、信長の兵士ばかりだ。
 
完全に軍は不意を突かれている。
 
「ちくしょう!!いったいどこのどいつが!!」
 
「覚悟!!」
 
ヒュンッ!
 
敵の槍が左脇を擦り抜けていく。
 
俺は馬の腹を蹴飛ばし、馬を逃がしてやると同時に地面に降りた。