「やった!!絶対だよ!」 

小太郎は心の底から喜んでくれたようで俺まで嬉しく思った。
 
この子を守るためにも、俺は素早く同盟を結ばなくてはならない。
 
何か決意が固まったような感じがした。
 
「どうしたの?兄ちゃん、怖い顔して」
 
「いいや。また明日から頑張ろうと思っただけさ」
 
小太郎は首を傾げていたが、俺は勢いよくメシをたいらげた。
 
決意を新たに俺は自分のやれることをやる。
 
その動機が小太郎のあどけない表情とは人には言えないが、この槍を片手に頑張れたらと思うのだった。