現代戦国時代2

「すいません、幸村殿。先に進みます故……」
 
兵に紐を引かれる。
 
小太郎は淋しそうな目をしていたが、立ち止まるわけには行かない。
 
「小太郎。また会えるよ」 

「本当に?」
 
「ああ、だから、いいこにして待ってな」
 
「わかった」
 
小太郎に別れを告げ、再び歩きだした。
 
「子どもは好きかい?」
 
「まあね」
 
「孫はもっと可愛い」
 
ここでじいさんの自慢を聞くことになろうとは。
 
「だろうな」
 
そんなことを話しながら、俺達二人は城の中に入っていった。