とにかく今は織田信長のもとへ行くしかない。
 
何が待っていようが、なんとか耐えればアイツらが来てくれるはずだ。
 
「行こう、じいさん。俺がなんとかしてやるよ。アンタの孫も…このゲームも」 

「アンタ、言うねえ。ついていこう。老い先短い命だが、最後に良いものが見られそうだ」
 
兵は槍をおろし、自分達の腰につけていた縄で俺達の背中で両手を縛った。
 
かなりきつく結ばれ、指先しか動かない。
 
「厳重だな?」
 
「厳命ですので…」
 
兵は前に二人、後ろに二人つき、俺達を家の前に連れ出した。