現代戦国時代2

じいさんの冷静さに完全に俺は負けている。
 
あまりの冷静さに俺もあわてるのがバカらしくなってきた。
 
「覇王を何で知ってるんだよ?」
 
「さあね。あんたのことはよく知ってるよ」
 
磨り潰した草をじいさんは俺の胸の傷口に押しあてた。
 
「いった……!!」
 
暴れようとする俺に、じいさんは力を緩めずに草を押しあて続ける。
 
凄まじい力だ。
 
「薬草だ。傷口の治りをよくするためだ。我慢せい」 

「ぐぅ……」